ちいきん会特設コーナー

 (取材・構成 プレジデント社地方創生プロジェクトチーム) 

地方初開催となる「第3回 ちいきん会in福島」を記念した特別コンテンツです。

ちいきん会 in 福島 当日詳細情報

~同じ地域で熱い思いをもつ仲間をみつけよう!(上)~

他者と交流し、新たな一歩を踏み出すために

fukushima3_10.jpg ■香西志帆氏
  百十四銀行 営業戦略部 地域創生課




日下:香西さん、先ほどのお話はわれわれ公務員から見れば、びっくりすることばかり。どうしたら、そうした取り組みができるか、内的なインセンティブをお話しください。

香西:私は新たなことに取り組む抵抗が、あまりありません。アイデアそのものがモチベーションになっています。それに何かにチャレンジすることも、モチベーションになります。それに地方が好き。地方を盛り上げたいと思うことがモチベーションになるのかな。そうした好奇心、チャレンジしたいという気持ちがモチベーションになっているように思います。


日下:ありがとうございました。最後にパネラーの皆さまから、今日お越しの方々へのメッセージや思いをお話しいただければと思います。
香西:グローバルな視点を持ってほしい。域内という壁を取っ払って、いろいろなアイデアを皆さんで出していただき、地方こそグローバルと海外にPRしていただきたい。今回の出会いをきっかけに、世界の福島になるようグローバルに発信していただければと思います。


:いろいろな方と出会うことは、それまでの自己の価値観の幅を広げてくれる。相手の立場に立ち、相手を受け入れることで自らの価値観の幅が広がり、一歩踏み出すために背中を押してもらえることにもつながると思います。


北村:これからは、前例踏襲や固定観念にはまらない生き方が必要。そうしたガラスの天井を突き破ることが時代の要請です。そのためには他者との交流の中で成長していくことが必要になる。銀行のあり方としては、これまでの預金・為替・融資の三大業務に加え、コンサルティングが重要になってきます。私どもは、さまざまな問題提起をしつつ、課題解決のお手伝いをさせていただければと思っています。


fukushima3_11.png

遠藤:「ちいきん会」は人との縁をつくるための機会、イベントだと思います。ただ、一度の出会いで終わってしまっては意味がない。「ちいきん会」はこれまで2回開かれましたが、その出会いから課題を解決した例は、こちらがびっくりするほどたくさんあるのです。

 問題意識を持って何かをやりたいと思っていると、不思議なことに、同じ思いをした人が集まってくる。話の中で、一緒に活動しようということになる。ぜひ、志を大切にしていただき、実行に移していただきたい。組織やお仲間の中で、一緒に行動していけば、この福島も日本全体も良くなっていくのではないか、そういう思いを持っております。


日下:以上でございます。コメンテーターの方に盛大な拍手をお願いします。

















fukushima3_12.jpg

パネラー:遠藤俊英・北村清士・橘清司・香西志帆(敬称略)
モデレーター:日下智晴(敬称略)

撮影・茅原田哲郎 文・石井亨