猛将考案?!ほろ酔い必至、大人の押し寿司

 ご飯に、味付けしたタケノコやシイタケなどの山の幸、エビやタイなどの海の幸、玉子焼きなどをのせることを繰り返し、複数の層を作り、仕上げに海の幸をのせ木の芽などをあしらう押し寿司。その調理法は独特で、寿司でありながら酢を使わず、灰持酒(あくもちざけ)という火入れしていない酒で発酵させて味を調える。
 その考案者は、時の最高権力者、―豊臣秀吉、徳川家康―、に挑んだ武勇名高い薩摩の島津義弘という伝説が残る。
 現在、提供店は少ないものの、事前予約すれば食べられるお店が鹿児島市内に複数あり、観光客から人気を得ている。