病弱な御曹司、からしれんこんを食べて剣豪に?!そして名君に
よく洗ったレンコンの両端を切り落としてから茹でたものを陰干しし、レンコンの穴にからし味噌を詰めて数時間置いた後に衣をつけて揚げた料理。
1600年代、藩主である細川忠利が病弱だったため、滋養強壮を目的とした献上品として作られたのが発祥とされる。細川忠利は戦国時代から幕藩体制への難しい移行期に、大名家としての細川家を保つことに成功した。からしれんこんを輪切りにした際の断面が細川家の家紋「九曜紋」に似ていることから、その製法は明治維新を迎える頃までは門外不出、明治時代から一般に製法が広まったと伝わる。
今では熊本名物として有名なからしれんこん。県内では専門店があるのに加え、多くの飲食店で食べることができ、お土産としても様々な施設で取り扱われている。