具雑煮食べて、少年率いる一揆が幕府軍と激戦
丸もちと季節折々の様々な食材(鶏、魚、野菜など)を、だし汁で煮込んだ雑煮。
その発祥は1637年の島原の乱。廃城となっていた原城に籠城した総大将の天草四郎と農民やキリシタンの約37,000人が、兵糧として蓄えたもちや島原の山海の食材をあわせて煮込んだのが始まりと伝わる。
昭和初期に国の史跡文化財に指定された原城跡は、2018年に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産に含まれている。
具雑煮はその逸話から島原市の郷土料理として根付き、現在も正月定番の雑煮や祝いの席で親しまれている。また、島原市内では多くの飲食店で提供されている。