容姿端麗な豊臣政権の五大老、八丈島で長寿を全う
八丈島の山海の幸を盛り込んだ郷土料理。八丈島に流罪となった人が赦免され本土に戻る時に、島の人々がお祝い料理としてふるまったのがご赦免料理である。
豊臣政権の五大老だった宇喜多秀家は関ヶ原の戦いで徳川家康率いる東軍に敗れ、八丈島に流罪となった。その宇喜多秀家が、ご赦免料理に含まれる麦雑炊を食していたという言い伝えがある。
麦と刻んだアシタバ、サトイモ、野菜を煮込む麦雑炊は現在でも、島内の給食、家庭の食卓、飲食店で八丈島の郷土料理として食されている。また、麦雑炊を含むご赦免料理を提供しているお店があり観光客から人気を集めている。