裁縫よりも砲術!幕末のジャンヌ・ダルクが愛した会津の食
ホタテの貝柱でだし汁を取り、豆麩(まめふ)、ニンジン、シイタケ、サトイモ、キクラゲ、糸こんにゃくなどを加え薄味に味を調えたものを、浅く平たい形状で朱色の会津塗りの椀で食す料理。具だくさんの食材の数は縁起のよい奇数が習わしである。贅沢な料理ながら「おかわりを何杯しても良い」習慣が有り、会津人のもてなしの心がうかがえる。
会津藩のご馳走料理として生まれたと伝わるこづゆはその後、庶民の食卓で食されるようになった。女子塾の開校などで名を遺した新島八重が登場するテレビや小説において度々登場する。
現在も、会津地方における正月や冠婚葬祭などの特別な日には欠かせない料理である。