焼きまんじゅう
米麦の二毛作が盛んな群馬県における、小麦粉を用いた料理のひとつです。小麦粉で作るまんじゅうを串にさし、みそだれをぬって火にかけ、焦げ目をつけながら焼きあげます。
発祥は諸説ありますが、一説によると養蚕業や絹織物業が盛んな群馬県で、繊維関係の商工業者間の交流のなか、広まったとされています。庶民の味として親しまれ続ける料理で、初市や花見、夏祭りなどの行事で必ずといっていいほど、屋台にならびます。
最近は提供店における味の種類も増え、餡入りの焼きまんじゅうなどもみられるようになりました。2009年には群馬県観光物産課が県内100店近くの情報を掲載した「焼きまんじゅうガイドブック」を作成、販売。
伊勢崎市の伊勢崎神社で行われる、直径約50cmの特大まんじゅうを焼く「上州焼き饅祭」は冬の風物詩です。