ICTを利用した“見える化”で過疎地のバス路線を再生
埼玉県川越市
イーグルバス株式会社
代表取締役社長 谷島 賢 氏
主な取り組み
◎ICT活用によるバス運行状況のデータ収集
◎アンケート調査による住民ニーズの把握
◎バス交通計画の最適化
◎川越での観光巡回バス運行
◎乗務員の英語教育
◎「川越きものの日」の企画推進
など
ICT活用とアンケート調査で運行計画の脱“勘頼み”

イーグルバスは川越を起点とした小江戸巡回バスのほか、東秩父、ときがわ、日高・飯能地域で路線バスを運行している。

従来、手作業で行っていた問題点の抽出を自動化。さらに、ダイヤ改正を行った後、問題点が改善されたかどうかを“見える化”している。
地域活性化に求められる交通計画

従来は、B駅と(1)地域を結ぶ路線と、B駅と(2)地域を結ぶ路線の2路線を2時間間隔で運行していたが、ハブバス停を設けることで、多方向に1時間間隔で運行することが可能となった。

役場近くに設置された「せせらぎバスセンター」。すべてのバスがここから発着するようにルート変更したことでスムーズな運行が可能となり、顧客満足度も大幅に向上した。
地方創生に必要な人材とは

川越駅西口を起点に観光名所を結んで走るボンネットバス(小江戸巡回バス)。1日フリー乗車券の提示で100以上の小江戸協賛店にて割引が受けられるサービスもある。

毎月8日、18日、28日の「川越きものの日」は、着物での来店者が協賛店の割引を受けられるなどのサービスが行われている。レンタル着物店もあるので、“手ぶらで着物”を楽しむこともできる。
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プロフィール

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