- 地方創生Q&A
dancyuタイアップ連載企画【五島列島・上五島のおいしい「薬膳と健康」の旅】を掲載! ご意見ご感想をお寄せ下さい。
dancyu企画事業部 | 2019-03-18 13:12:27
タイアップ連載企画「まずい薬膳、おいしい薬膳」
「食と健康」で地方創生!最新事例を食雑誌「dancyu」が徹底取材!
「薬膳=まずい」を打ち壊す、美味かつ健やかな食は、人を呼ぶ大きな力になる!
第五回 五島列島・上五島のおいしい「薬膳と健康」の旅
五つの大きな島と、無数の小さな島からなる五島列島。大きく二つに分ける際、福江島、久賀島、奈留島を下五島、そして若松島、中通島、それ以北を上五島と呼ぶ。第五回目は、上五島の食と健康の旅を紹介していく。
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190318/dancyu_05yakuzen_p1.html
大東清美さんと「前田旅館」の郷土料理でつくる「上五島薬膳」
上五島の中心地区にあり、地域を代表する宿の「前田旅館」。1934(昭和9)年に創業した和風旅館で、2017年に息子の前田慎一郎さんが京都の修業先から帰還。女将・道津和子さんの「お客様の体によりよいお料理を提供したい」という想いから、薬膳を取り入れたいと考えるようになった。そこで指導を求めたのが、和食薬膳協会代表理事であり、奈良県大和郡山市で食の学び場「寺子屋*花」を主催する専門家・大東清美さんだ。
大東さんが提案したのは、食材が持つ効能を高める組み合わせを考えること。そして、地元ではあまりになじみがあるゆえ見過ごしてしまっている食材にあらためて着目することだった。
大東さんは、夕食と朝食にそれぞれ大テーマを掲げる。新鮮な魚介をふんだんに盛り込む夕食は、食べることで体に「潤い」をもたらす薬膳料理を提案する。
また、青(肝)、黄(脾)、白(肺)、黒(腎)、赤(心臓)の五色を取り入れることで、それぞれに呼応する五臓を養うという薬膳料理の考えから、料理全体に菜の花や大根、にんじんなど色味の異なる食材をバランスよく取り入れていく。
夕食の詳細はこちら
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190318/dancyu_05yakuzen_p2.html
また、次はある日の朝食をご紹介。大テーマを「血液浄化」とし、人の体を満たす血液を充実させることで疲れにくい体にすることを目指す。
朝食の詳細はこちら
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190318/dancyu_05yakuzen_p3.html
郷土料理の決め手であり、3種の神器ともいえるのが、海塩とあごだしと椿油。島ではスーパーマーケットや物産店で扱いがあり、簡単に手に入れることができる。地元でつくられるピュアで上質な素材を見直し、もてなしの料理に取り入れていくこと。それは、郷土料理に磨きをかけることにつながる。
海塩のご紹介
五島の美しい海から生まれる海塩。手間暇をかけた混じりけのない塩のつくり手は島に何人かおり、それぞれに個性がある。そのなかの一人、小川邦夫さんが手がける「五島のうみしお」の工房を訪ねた。小川さんは熊本県の出身。「仕事に追われる生活ではなく、自然のなかでゆったりと暮らしたい」という考えのもと、2000年に妻と長男を連れて縁もゆかりもない上五島に移住。島で出会った塩づくりに取り組むようになったという。小川さんの塩は結晶の粒が大きく、ミネラルをたたえた甘味がありつつもしっかりとした塩気が感じられる。
あごだしのご紹介
五島列島でだしといえば、あごだしと決まっている。トビウオを炙って乾燥させ焼きあごで取るだしである。そのつくり手のなかでも昔ながらの製法を踏襲し、味わいに評判が高いのが畑下直さんが営む「はたした」のものだ。時間をかける分、旨味はしっかり!深い味わいのだしがとれる。味付きのものは、酒のつまみにも最高である。
椿油のご紹介
上五島だけでおおよそ680万本ものやぶ椿が自生しているといわれており、島の特産品でもある椿油。かつては、各家庭でつくった椿油の買い取りもしていた新上五島町振興公社では昔ながらの搾油体験ができる。
植物油の中で最も多くのオレイン酸が含まれているといわれており、体内で活性酸素と結びついて過酸化脂質をつくりにくいため、動脈硬化や高血圧、心疾患などの生活習慣病予防改善に見直されている。薬膳料理化にも強いアイテムである。
滞在するだけで癒やされる、美しき「上五島」を歩く
きれいな空気のもと、上五島を歩けば真の健康をめざせるだろう。取材陣が実際に歩き、その気持ちよさを体感した。散歩コースを提示して長期滞在への提案をし、この島で過ごすことで心身の健康をめざそう。
島にはまだまだ趣きのある建築物や歴史的スポットが点在しており、雄大な海に囲まれた立地ゆえ、夕方になればまた風景はまたダイナミックに変わる。息を飲むような星空の美しさもまた格別である。人工的な明かりが少なく、天気がよければ冬でも天の川が見えるほどだ。散歩や町歩きの提案は、まだまだ尽きない。一度訪れた人々が再訪する魅力に満ちた島は、これまで以上に地域活性化していく可能性を存分に秘めている。
取材陣が実際に歩いた散歩コース
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190318/dancyu_05yakuzen_p5.html
五回目では、郷土料理を薬膳料理化する過程、郷土料理を支える生産者、そして心身の健康を目指す為のアクティビティを紹介した。なじみがあるゆえ見過ごしてしまっている食材や観光資源を見直すことで、新たな魅力を発見出来るのかもしれない。
「食と健康」で地方創生!最新事例を食雑誌「dancyu」が徹底取材!
「薬膳=まずい」を打ち壊す、美味かつ健やかな食は、人を呼ぶ大きな力になる!
第五回 五島列島・上五島のおいしい「薬膳と健康」の旅
五つの大きな島と、無数の小さな島からなる五島列島。大きく二つに分ける際、福江島、久賀島、奈留島を下五島、そして若松島、中通島、それ以北を上五島と呼ぶ。第五回目は、上五島の食と健康の旅を紹介していく。
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190318/dancyu_05yakuzen_p1.html
大東清美さんと「前田旅館」の郷土料理でつくる「上五島薬膳」
上五島の中心地区にあり、地域を代表する宿の「前田旅館」。1934(昭和9)年に創業した和風旅館で、2017年に息子の前田慎一郎さんが京都の修業先から帰還。女将・道津和子さんの「お客様の体によりよいお料理を提供したい」という想いから、薬膳を取り入れたいと考えるようになった。そこで指導を求めたのが、和食薬膳協会代表理事であり、奈良県大和郡山市で食の学び場「寺子屋*花」を主催する専門家・大東清美さんだ。
大東さんが提案したのは、食材が持つ効能を高める組み合わせを考えること。そして、地元ではあまりになじみがあるゆえ見過ごしてしまっている食材にあらためて着目することだった。
大東さんは、夕食と朝食にそれぞれ大テーマを掲げる。新鮮な魚介をふんだんに盛り込む夕食は、食べることで体に「潤い」をもたらす薬膳料理を提案する。
また、青(肝)、黄(脾)、白(肺)、黒(腎)、赤(心臓)の五色を取り入れることで、それぞれに呼応する五臓を養うという薬膳料理の考えから、料理全体に菜の花や大根、にんじんなど色味の異なる食材をバランスよく取り入れていく。
夕食の詳細はこちら
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190318/dancyu_05yakuzen_p2.html
また、次はある日の朝食をご紹介。大テーマを「血液浄化」とし、人の体を満たす血液を充実させることで疲れにくい体にすることを目指す。
朝食の詳細はこちら
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190318/dancyu_05yakuzen_p3.html
郷土料理の決め手であり、3種の神器ともいえるのが、海塩とあごだしと椿油。島ではスーパーマーケットや物産店で扱いがあり、簡単に手に入れることができる。地元でつくられるピュアで上質な素材を見直し、もてなしの料理に取り入れていくこと。それは、郷土料理に磨きをかけることにつながる。
海塩のご紹介
五島の美しい海から生まれる海塩。手間暇をかけた混じりけのない塩のつくり手は島に何人かおり、それぞれに個性がある。そのなかの一人、小川邦夫さんが手がける「五島のうみしお」の工房を訪ねた。小川さんは熊本県の出身。「仕事に追われる生活ではなく、自然のなかでゆったりと暮らしたい」という考えのもと、2000年に妻と長男を連れて縁もゆかりもない上五島に移住。島で出会った塩づくりに取り組むようになったという。小川さんの塩は結晶の粒が大きく、ミネラルをたたえた甘味がありつつもしっかりとした塩気が感じられる。
あごだしのご紹介
五島列島でだしといえば、あごだしと決まっている。トビウオを炙って乾燥させ焼きあごで取るだしである。そのつくり手のなかでも昔ながらの製法を踏襲し、味わいに評判が高いのが畑下直さんが営む「はたした」のものだ。時間をかける分、旨味はしっかり!深い味わいのだしがとれる。味付きのものは、酒のつまみにも最高である。
椿油のご紹介
上五島だけでおおよそ680万本ものやぶ椿が自生しているといわれており、島の特産品でもある椿油。かつては、各家庭でつくった椿油の買い取りもしていた新上五島町振興公社では昔ながらの搾油体験ができる。
植物油の中で最も多くのオレイン酸が含まれているといわれており、体内で活性酸素と結びついて過酸化脂質をつくりにくいため、動脈硬化や高血圧、心疾患などの生活習慣病予防改善に見直されている。薬膳料理化にも強いアイテムである。
滞在するだけで癒やされる、美しき「上五島」を歩く
きれいな空気のもと、上五島を歩けば真の健康をめざせるだろう。取材陣が実際に歩き、その気持ちよさを体感した。散歩コースを提示して長期滞在への提案をし、この島で過ごすことで心身の健康をめざそう。
島にはまだまだ趣きのある建築物や歴史的スポットが点在しており、雄大な海に囲まれた立地ゆえ、夕方になればまた風景はまたダイナミックに変わる。息を飲むような星空の美しさもまた格別である。人工的な明かりが少なく、天気がよければ冬でも天の川が見えるほどだ。散歩や町歩きの提案は、まだまだ尽きない。一度訪れた人々が再訪する魅力に満ちた島は、これまで以上に地域活性化していく可能性を存分に秘めている。
取材陣が実際に歩いた散歩コース
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190318/dancyu_05yakuzen_p5.html
五回目では、郷土料理を薬膳料理化する過程、郷土料理を支える生産者、そして心身の健康を目指す為のアクティビティを紹介した。なじみがあるゆえ見過ごしてしまっている食材や観光資源を見直すことで、新たな魅力を発見出来るのかもしれない。
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