- 地方創生Q&A
dancyuタイアップ連載企画「世界が注目する日本の薬草酒」を掲載!ご意見ご感想をお寄せ下さい。
dancyu企画事業部 | 2019-02-21 13:03:07
連載企画「まずい薬膳、おいしい薬膳」
「食と健康」で地方創生!最新事例を食雑誌「dancyu」が徹底取材!
「薬膳=まずい」を打ち壊す、美味かつ健やかな食は、人を呼ぶ大きな力になる!
第一回 世界が注目する日本の薬草酒
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190218/dancyu_01yakuzen_p1.html
第一回目では、薬草や野草を活かした独自商品の開発を進めているバーと蔵元を取材した。薬草や野草の、魅力と可能性を再認識出来る取材となった。
取材先①:薬草や野草を使ったカクテルで注目され、世界各国から客がやってくるバー「Benfiddich」
新宿のバー「BenFiddich」には、海外から多くの客がやって来る。客全員が外国人ということも少なくない。「The World‘s 50 Best Bars 2018」に見事ランクインし、世界からも注目されるバーである。
高い技術力に加え、客を魅了するのは薬草や野草を多用した独創的なカクテル。その多くは、オーナーバーテンダーの鹿山博康さん自ら、埼玉県ときがわ町にある実家の畑で育てたり、所有する山で採集してきたりしたものだ。
取材時には、実家の畑や所有する山で採集した薬草や野草を活かした、「ゲンチアナとニガヨモギのカクテル」「黒文字の漬け込み酒と榊の実のカクテル」
「ニオイヒバとレモンバームのカクテル エノクログサの香りを添えて」を作ってもらった
薬草や野草は、すり鉢とすりこぎ棒ですりおろしたり、スピリッツに漬け込んで、と多様な手法で用いられる。カクテルのレシピは自由自在。客の気分や体調による味のリクエストにも応えてくれる。
鹿山さんは、夏なら最低でも週に一度は実家を訪れ、畑の世話をするという。唯一無二のカクテルを生む材料を収集する実務でもあると同時に、植物に触れることが彼の発想の源でもある。この先どんな薬草を植え、どんなカクテルに仕立てるのか。無限の可能性を感じさせる。
取材先②:国内初、自家栽培のニガヨモギで薬草酒「アブサン」を造る鹿児島の焼酎蔵元「佐多宗二商店」
自家栽培のニガヨモギで薬草酒「アブサン」を造った国内初の蔵元が、鹿児島県頴娃町にある「佐多宗二商店」だ。元々は“晴耕雨読”“不二才”といった人気焼酎を造る芋焼酎の蔵元である。
伝統的製法の焼酎を造りながらも、2006年には同敷地内に「赤屋根製造所」を設立。フランスのコニャックや、ヨーロッパのフルーツブランデーの生産者に大きな影響を受ける佐多宗公社長が、若い蔵人の声を聞きながら取り組み、2018年11月に発売させたのが薬草酒「AKAYANE アブサン クスシキ 2018」である。
「やるなら、とことん手をかけて自分の蔵らしいものを造りたい」。それが、佐多社長の考えだ。「原料のニガヨモギのフレッシュが入手しづらいならば、育てればいい」と考え付くのは自然なことだった。蔵の前の土地にニガヨモギの苗を植え、完全無肥料・無農薬で栽培。摘んだばかりのものを芋焼酎ベースのスピリッツに浸漬し、蒸留する。
佐多社長は言う。「私たちの蔵は、 “角玉梅酒”という梅酒を鹿児島で初めて造った蔵でもあります。薬草酒の原点は、薬効のある実や植物を酒と合わせたものでそう難しいものではなかったと思います。ある意味、梅酒は薬草酒の原点ともいえるお酒なのではないでしょうか。そう考えると、僕たちが今アブサンを造るのは、そう不思議なことではないのです」。
日本の薬草や野草をお酒と絡めた視点から見つめ直す、古典的でいて斬新な切り口は、私たちにも、海外の人にも新鮮な驚きをもたらすだろう。
第一回目は、日本の薬草や野草が秘めるポテンシャルに驚かされる取材でした。
ぜひ薬草や野草を活かした名産品開発も検討してみては?
第二回目(2月25日)は、青山有紀さんの「和の薬膳料理」の提案です。
「食と健康」で地方創生!最新事例を食雑誌「dancyu」が徹底取材!
「薬膳=まずい」を打ち壊す、美味かつ健やかな食は、人を呼ぶ大きな力になる!
第一回 世界が注目する日本の薬草酒
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190218/dancyu_01yakuzen_p1.html
第一回目では、薬草や野草を活かした独自商品の開発を進めているバーと蔵元を取材した。薬草や野草の、魅力と可能性を再認識出来る取材となった。
取材先①:薬草や野草を使ったカクテルで注目され、世界各国から客がやってくるバー「Benfiddich」
新宿のバー「BenFiddich」には、海外から多くの客がやって来る。客全員が外国人ということも少なくない。「The World‘s 50 Best Bars 2018」に見事ランクインし、世界からも注目されるバーである。
高い技術力に加え、客を魅了するのは薬草や野草を多用した独創的なカクテル。その多くは、オーナーバーテンダーの鹿山博康さん自ら、埼玉県ときがわ町にある実家の畑で育てたり、所有する山で採集してきたりしたものだ。
取材時には、実家の畑や所有する山で採集した薬草や野草を活かした、「ゲンチアナとニガヨモギのカクテル」「黒文字の漬け込み酒と榊の実のカクテル」
「ニオイヒバとレモンバームのカクテル エノクログサの香りを添えて」を作ってもらった
薬草や野草は、すり鉢とすりこぎ棒ですりおろしたり、スピリッツに漬け込んで、と多様な手法で用いられる。カクテルのレシピは自由自在。客の気分や体調による味のリクエストにも応えてくれる。
鹿山さんは、夏なら最低でも週に一度は実家を訪れ、畑の世話をするという。唯一無二のカクテルを生む材料を収集する実務でもあると同時に、植物に触れることが彼の発想の源でもある。この先どんな薬草を植え、どんなカクテルに仕立てるのか。無限の可能性を感じさせる。
取材先②:国内初、自家栽培のニガヨモギで薬草酒「アブサン」を造る鹿児島の焼酎蔵元「佐多宗二商店」
自家栽培のニガヨモギで薬草酒「アブサン」を造った国内初の蔵元が、鹿児島県頴娃町にある「佐多宗二商店」だ。元々は“晴耕雨読”“不二才”といった人気焼酎を造る芋焼酎の蔵元である。
伝統的製法の焼酎を造りながらも、2006年には同敷地内に「赤屋根製造所」を設立。フランスのコニャックや、ヨーロッパのフルーツブランデーの生産者に大きな影響を受ける佐多宗公社長が、若い蔵人の声を聞きながら取り組み、2018年11月に発売させたのが薬草酒「AKAYANE アブサン クスシキ 2018」である。
「やるなら、とことん手をかけて自分の蔵らしいものを造りたい」。それが、佐多社長の考えだ。「原料のニガヨモギのフレッシュが入手しづらいならば、育てればいい」と考え付くのは自然なことだった。蔵の前の土地にニガヨモギの苗を植え、完全無肥料・無農薬で栽培。摘んだばかりのものを芋焼酎ベースのスピリッツに浸漬し、蒸留する。
佐多社長は言う。「私たちの蔵は、 “角玉梅酒”という梅酒を鹿児島で初めて造った蔵でもあります。薬草酒の原点は、薬効のある実や植物を酒と合わせたものでそう難しいものではなかったと思います。ある意味、梅酒は薬草酒の原点ともいえるお酒なのではないでしょうか。そう考えると、僕たちが今アブサンを造るのは、そう不思議なことではないのです」。
日本の薬草や野草をお酒と絡めた視点から見つめ直す、古典的でいて斬新な切り口は、私たちにも、海外の人にも新鮮な驚きをもたらすだろう。
第一回目は、日本の薬草や野草が秘めるポテンシャルに驚かされる取材でした。
ぜひ薬草や野草を活かした名産品開発も検討してみては?
第二回目(2月25日)は、青山有紀さんの「和の薬膳料理」の提案です。
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