- 地方創生Q&A
dancyuタイアップ連載企画【三重の「健美和膳」と「温泉宿泊プラン」】を掲載! ご意見ご感想をお寄せ下さい。
dancyu企画事業部 | 2019-03-04 13:13:57
タイアップ連載企画「まずい薬膳、おいしい薬膳」
「食と健康」で地方創生!最新事例を食雑誌「dancyu」が徹底取材!
「薬膳=まずい」を打ち壊す、美味かつ健やかな食は、人を呼ぶ大きな力になる!
第三回 三重の「健美和膳」と「温泉宿泊プラン」
第三回目では、 地元大学との連携で生まれた、三重県津市「湯元榊原舘」の「鍼灸・薬膳宿泊プラン」をご紹介します。長い歴史を持つ旅館が打ち出す、鈴鹿医療科学大学・髙木久代教授監修の「健美和膳」とは?
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190304/dancyu_03yakuzen_p1.html
「湯元榊原舘」は創業大正8年の歴史ある名湯の宿だ。来客数がピークを迎えた1990年代半ばは、年間49万人が訪れたが、現在は32万人にまで減少した。そこで、この土地が持つ素質を活かし、再び多くの人を呼ぶべく、同館の四代目・前田諭人さんと、地元の経済活性化を目指す株式会社三十三総研の専務取締役伊藤公昭さんが新しい取り組みに乗り出した。
新プランのテーマは、都会で暮らす人々のストレスを癒やすこと。そして、日本文化を体験したいインバウンドを取り込むこと。宿の誇りでもある名湯「まろみの湯」と、地元の鈴鹿医療科学大学と連携した薬膳料理、鍼灸の施術を組み合わせることを実現したのだ。
伊藤公昭さんが目を付けたのは、三重県は古くからの漢方の聖地だったということだった。伊藤さんは、三重県庁の「薬農連携産業化支援事業」を受託するかたちで、地元の農家に薬用植物の栽培を薦め、専門家を呼んで栽培用を指導してもらい荒れ地や休耕田を活用するように。2015年からは、地元の牽引企業である九鬼産業株式会社の協力を得て鎮静作用のあるカノコ草を栽培し、製薬会社に卸す仕組みを確立している。前田諭人さんが宿で提供する薬膳料理は、そういった土地柄からも親和性の高い取り組みというわけである。
さっそく薬膳料理「健美和膳」と鍼灸を組み合わせたプランを体験させてもらった。現在、木曜日限定で実施をしているプランで、価格設定は2万6070円~(3人一部屋の場合の一人分税込み料金。2019年3月現在)。まずはゆっくり温泉に浸かることを薦められる。
「まろみの湯」と謳うとおり、とろりとした肌触りの湯で、体が芯から温まる。源泉は31.2度と低めだが、低温だと炭酸成分が壊れないというメリットもある。
湯から上がったら、鍼灸施術専用の部屋へと向かう。施術をするのは、鈴鹿医療科学大学の鍼灸サイエンス学科の教員でもあり、中国で東洋医学の実績を積んだ医師である張文平先生。まずは、カウンセリングをし、その人ごとに合わせた施術を判断する施術は約1時間をかけて行われる。終了後は、その人の体質や体調に合わせた薬膳茶を頂く。
温泉、鍼灸ときたら、いよいよ夕食だ。宿では、これまで提供していた会席料理をベースに、髙木久代教授に監修を仰ぎ、工夫を凝らしている。“薬食同源“を基本の考えとし、季節の生薬を取り入れる「健美和膳」という料理に昇華。西洋医学と組み合わせて総合的に考えており、カロリーは900kcal前後を目指している。薬膳料理でいて、「おいしい」が大前提。三重県の名産である牛肉も取り入れ、低カロリーと思えないような品数も十分の献立を提供する。
献立詳細はこちら
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190304/dancyu_03yakuzen_p2.html
「健美和善」のテーマは、まずい薬膳、ではなくおいしい薬膳であること。それは、風土に合った食材でつくることとイコールである。三重県の農家がつくった地場の野菜や、旬の素材をもとに、薬草と組み合わせる提案もしている。減塩やカロリーという西洋医学的なアプローチも取り入れるのが特徴的だ。
第三回目では、地場の食材を活かした薬膳料理と、土地の持つ歴史や魅力を組み合わせた
プランを体験した。薬膳料理と各地域の魅力を活かしたプラン考案の参考になれば幸いです。
「食と健康」で地方創生!最新事例を食雑誌「dancyu」が徹底取材!
「薬膳=まずい」を打ち壊す、美味かつ健やかな食は、人を呼ぶ大きな力になる!
第三回 三重の「健美和膳」と「温泉宿泊プラン」
第三回目では、 地元大学との連携で生まれた、三重県津市「湯元榊原舘」の「鍼灸・薬膳宿泊プラン」をご紹介します。長い歴史を持つ旅館が打ち出す、鈴鹿医療科学大学・髙木久代教授監修の「健美和膳」とは?
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190304/dancyu_03yakuzen_p1.html
「湯元榊原舘」は創業大正8年の歴史ある名湯の宿だ。来客数がピークを迎えた1990年代半ばは、年間49万人が訪れたが、現在は32万人にまで減少した。そこで、この土地が持つ素質を活かし、再び多くの人を呼ぶべく、同館の四代目・前田諭人さんと、地元の経済活性化を目指す株式会社三十三総研の専務取締役伊藤公昭さんが新しい取り組みに乗り出した。
新プランのテーマは、都会で暮らす人々のストレスを癒やすこと。そして、日本文化を体験したいインバウンドを取り込むこと。宿の誇りでもある名湯「まろみの湯」と、地元の鈴鹿医療科学大学と連携した薬膳料理、鍼灸の施術を組み合わせることを実現したのだ。
伊藤公昭さんが目を付けたのは、三重県は古くからの漢方の聖地だったということだった。伊藤さんは、三重県庁の「薬農連携産業化支援事業」を受託するかたちで、地元の農家に薬用植物の栽培を薦め、専門家を呼んで栽培用を指導してもらい荒れ地や休耕田を活用するように。2015年からは、地元の牽引企業である九鬼産業株式会社の協力を得て鎮静作用のあるカノコ草を栽培し、製薬会社に卸す仕組みを確立している。前田諭人さんが宿で提供する薬膳料理は、そういった土地柄からも親和性の高い取り組みというわけである。
さっそく薬膳料理「健美和膳」と鍼灸を組み合わせたプランを体験させてもらった。現在、木曜日限定で実施をしているプランで、価格設定は2万6070円~(3人一部屋の場合の一人分税込み料金。2019年3月現在)。まずはゆっくり温泉に浸かることを薦められる。
「まろみの湯」と謳うとおり、とろりとした肌触りの湯で、体が芯から温まる。源泉は31.2度と低めだが、低温だと炭酸成分が壊れないというメリットもある。
湯から上がったら、鍼灸施術専用の部屋へと向かう。施術をするのは、鈴鹿医療科学大学の鍼灸サイエンス学科の教員でもあり、中国で東洋医学の実績を積んだ医師である張文平先生。まずは、カウンセリングをし、その人ごとに合わせた施術を判断する施術は約1時間をかけて行われる。終了後は、その人の体質や体調に合わせた薬膳茶を頂く。
温泉、鍼灸ときたら、いよいよ夕食だ。宿では、これまで提供していた会席料理をベースに、髙木久代教授に監修を仰ぎ、工夫を凝らしている。“薬食同源“を基本の考えとし、季節の生薬を取り入れる「健美和膳」という料理に昇華。西洋医学と組み合わせて総合的に考えており、カロリーは900kcal前後を目指している。薬膳料理でいて、「おいしい」が大前提。三重県の名産である牛肉も取り入れ、低カロリーと思えないような品数も十分の献立を提供する。
献立詳細はこちら
https://www.chihousousei-hiroba.jp/dancyu/20190304/dancyu_03yakuzen_p2.html
「健美和善」のテーマは、まずい薬膳、ではなくおいしい薬膳であること。それは、風土に合った食材でつくることとイコールである。三重県の農家がつくった地場の野菜や、旬の素材をもとに、薬草と組み合わせる提案もしている。減塩やカロリーという西洋医学的なアプローチも取り入れるのが特徴的だ。
第三回目では、地場の食材を活かした薬膳料理と、土地の持つ歴史や魅力を組み合わせた
プランを体験した。薬膳料理と各地域の魅力を活かしたプラン考案の参考になれば幸いです。
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