- 地方創生カレッジ講座情報
第1回「地方創生カレッジin大分県北部エリア」研修を開催しました
日本観光振興協会 観光地域マネジメント | 2023-03-03 19:13:24
2023年3月2日に、第1回「地方創生カレッジin大分県北部エリア」研修を開催しました。
観光による持続可能な地域経営の実現には、多様なデータを活用してエビデンスに基づいた観光地経営に取り組むことが求められています。
本研修では、統計資料やビッグデータ等を、その種類や特性、仕組みなどから、計画づくりにどのように活用できるか、モデル地域を事例に実践的に学び、多様なデータを指標や計画策定に活かせるデジタル人材の育成を目的としています。
本研修は、大分県豊後高田市に受講者が集まって実施する集合研修と、その内容をインターネット経由で配信するオンライン研修を、同時に実施しました。
なお、オンライン配信はグループワークを除く講義と発表部分となりました。
全2回を通し講師としてご登壇頂くのは、交通学および観光政策・計画学をご専門とする東京都立大学の清水哲夫先生です。
◆事前課題への取組み
研修を始める前に受講生の方々には、①ビデオライブラリーの受講、②ワークシート作成に取り組んでいただきました。
①ビデオライブラリーの受講
データ分析と計画策定、地方創生について基礎的な理解を得るために以下のビデオライブラリーを受講。
・選択受講2講座:【169】デジタルが社会・経済・産業・地方を変える/
【178】地方創生に向けた外部人材の活用/
【184】関係人口創出・拡大にむけた入門講座
・必須受講4講座:ビデオライブラリー【観光データ分析と計画策定ユニット1~4】
②ワークシートの作成
自身の地域のビジョン、KPI、統計①(既存の観光関連統計)、統計②(既存の環境関連統計)、統計③(既存の社会文化関連統計)について、内容、目的や目標、計画期間、計測手法、課題、統計からわかることなどを調べ、提出。
課題のうちワークシートについては事前に提出いただき、第1回研修でのグループワークに使用しました。
第1回目の研修は以下のとおりです。
◆第1回目研修プログラムと概要
13:35~14:00 「分析プラットフォームの機能」
RESASや観光予報プラットフォームについて、どのようなことをどの程度分析できるか、実際に画面を見ながら確認しました。
14:00~14:30 「地域観光計画策定とデータ」
分析や仮説の設定に、意思決定に必要な4つのデータ力「データを収集する力」「データを分析する力」「データを理解する力」「データを活用する力」を高めることが重要であるという説明があり、ビデオライブラリーのふりかえりとして、エビデンスに基づいたPDCAサイクルや振興ビジョンと指標の関係などを再確認しました。大分県内の観光関連計画において、どのようなビジョンやKPIが取り上げられているか確認しました。
14:30~15:00 「観光関連データの現状と課題」
持続可能な観光開発の視点から、国や自治体が取得する観光関連データの現状と課題を学びました。大分県内の環境関連統計や既存アンケート調査のデータを取り上げ、データの種類や特性などを確認しながらどのようなデータがあり、何が不足しているのか学びました。
15:10~16:50 ワークショップ「データから評価する大分県北部の観光振興施策」
受講者は3つのグループに分かれ、ワークシートに沿ってディスカッションを行いました。
これまでの講義を踏まえ、大分県北部の観光振興施策を評価するのに必要なデータ、不足するデータをグループで検討しました。なお、グループごとにエリアを設定しました。
Part1:当該エリアの誘客コンセプトとターゲット
Part2:誘客コンセプト実現のための現在の施策
Part3:施策の妥当性を評価するための現時点でのデータ項目
ここでいったんグループごとに中間発表を行いました。
Part4:新たなターゲットへの適用可能性の検証
Part2で選定した施策のどちらかを別のターゲット属性に適用できるかどうか、その可能性を検証する際に必要となるデータや取得のイメージをディスカッションしました。
第1回はここでいったん終了となり、Part4の完成作業は次回までの宿題となりました。
第2回は3月15日(水)13:30~17:00に豊後高田市で開催します。
次回はグループワークで取り組んだPart4の発表と、Part5(データ取得イメージの調査フレーム)について提案します。
<お問い合わせ>
公益社団法人日本観光振興協会
観光地域づくり・人材育成部門
観光地域マネジメント担当 岩本・大須賀
tiiki@nihon-kankou.or.jp
観光による持続可能な地域経営の実現には、多様なデータを活用してエビデンスに基づいた観光地経営に取り組むことが求められています。
本研修では、統計資料やビッグデータ等を、その種類や特性、仕組みなどから、計画づくりにどのように活用できるか、モデル地域を事例に実践的に学び、多様なデータを指標や計画策定に活かせるデジタル人材の育成を目的としています。
本研修は、大分県豊後高田市に受講者が集まって実施する集合研修と、その内容をインターネット経由で配信するオンライン研修を、同時に実施しました。
なお、オンライン配信はグループワークを除く講義と発表部分となりました。
全2回を通し講師としてご登壇頂くのは、交通学および観光政策・計画学をご専門とする東京都立大学の清水哲夫先生です。
◆事前課題への取組み
研修を始める前に受講生の方々には、①ビデオライブラリーの受講、②ワークシート作成に取り組んでいただきました。
①ビデオライブラリーの受講
データ分析と計画策定、地方創生について基礎的な理解を得るために以下のビデオライブラリーを受講。
・選択受講2講座:【169】デジタルが社会・経済・産業・地方を変える/
【178】地方創生に向けた外部人材の活用/
【184】関係人口創出・拡大にむけた入門講座
・必須受講4講座:ビデオライブラリー【観光データ分析と計画策定ユニット1~4】
②ワークシートの作成
自身の地域のビジョン、KPI、統計①(既存の観光関連統計)、統計②(既存の環境関連統計)、統計③(既存の社会文化関連統計)について、内容、目的や目標、計画期間、計測手法、課題、統計からわかることなどを調べ、提出。
課題のうちワークシートについては事前に提出いただき、第1回研修でのグループワークに使用しました。
第1回目の研修は以下のとおりです。
◆第1回目研修プログラムと概要
13:35~14:00 「分析プラットフォームの機能」
RESASや観光予報プラットフォームについて、どのようなことをどの程度分析できるか、実際に画面を見ながら確認しました。
14:00~14:30 「地域観光計画策定とデータ」
分析や仮説の設定に、意思決定に必要な4つのデータ力「データを収集する力」「データを分析する力」「データを理解する力」「データを活用する力」を高めることが重要であるという説明があり、ビデオライブラリーのふりかえりとして、エビデンスに基づいたPDCAサイクルや振興ビジョンと指標の関係などを再確認しました。大分県内の観光関連計画において、どのようなビジョンやKPIが取り上げられているか確認しました。
14:30~15:00 「観光関連データの現状と課題」
持続可能な観光開発の視点から、国や自治体が取得する観光関連データの現状と課題を学びました。大分県内の環境関連統計や既存アンケート調査のデータを取り上げ、データの種類や特性などを確認しながらどのようなデータがあり、何が不足しているのか学びました。
15:10~16:50 ワークショップ「データから評価する大分県北部の観光振興施策」
受講者は3つのグループに分かれ、ワークシートに沿ってディスカッションを行いました。
これまでの講義を踏まえ、大分県北部の観光振興施策を評価するのに必要なデータ、不足するデータをグループで検討しました。なお、グループごとにエリアを設定しました。
Part1:当該エリアの誘客コンセプトとターゲット
Part2:誘客コンセプト実現のための現在の施策
Part3:施策の妥当性を評価するための現時点でのデータ項目
ここでいったんグループごとに中間発表を行いました。
Part4:新たなターゲットへの適用可能性の検証
Part2で選定した施策のどちらかを別のターゲット属性に適用できるかどうか、その可能性を検証する際に必要となるデータや取得のイメージをディスカッションしました。
第1回はここでいったん終了となり、Part4の完成作業は次回までの宿題となりました。
第2回は3月15日(水)13:30~17:00に豊後高田市で開催します。
次回はグループワークで取り組んだPart4の発表と、Part5(データ取得イメージの調査フレーム)について提案します。
<お問い合わせ>
公益社団法人日本観光振興協会
観光地域づくり・人材育成部門
観光地域マネジメント担当 岩本・大須賀
tiiki@nihon-kankou.or.jp
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